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AYA世代

AYA世代とは15歳から29歳を意味するAdolescent and Young Adult(思春期および若年成人)の略。欧米では一般的な括りなんだとか(本当か?)
この世代のがんは思春期の為に心身に与える影響が大きく また、その後の治療方法も最初にかかる病院によって判断が分かれてしまうことが多いんだそうです。
それから、患者の間でも話が合わない。
その対策として、大阪府立母子保健総合医療センター(会長=米田光宏)では青少年ルームを開設し、マンガやDVD、テレビやパソコンなど若者の生活にかかせないアイテムをそろえたとのこと。
他にも、各界がこのAYA世代のがんという問題に目を向けはじめており、例えば大阪では大阪府がん診療連携協議会にAYA部会が結成されたとか。

AYA世代

「AYA世代」と呼ばれる15歳から29歳にかけてのがんをメーンテーマにした「第34回近畿小児がん研究会」が10日、大阪府吹田市大阪大学銀杏(いちょう)会館で開かれる。小児がんと成人がんの境界領域にあるこの世代のがんは、近年ようやく取り組みの必要性が指摘され始めたばかりで、現状把握もほとんどできていない。治療体制や療養環境をはじめ、進学や就職など世代特有の課題も多く、関係者は「(研究会で)埋もれている問題に光をあて、解決に向けた第一歩にしたい」と話している。

■定まらぬ治療法
AYAは「Adolescent and Young Adult(思春期および若年成人)」の略。欧米では1つの世代ととらえられており、この世代のがんの特徴が明らかになりつつあるという。
一方、日本のAYA世代のがんに対する取り組みは心許(こころもと)ない。今回の研究会の会長を務める大阪府立母子保健総合医療センターの小児外科副部長、米田光宏さんによると、この世代の患者をどこで、どう治療すべきかといった基本的な方針さえ定まっていないという。
そのため、小児と成人では、投与量や組み合わせなどが違う抗がん剤の使用について、AYA世代の患者は、受診する施設や診療科によって小児対応になったり成人対応になったりと、同じがんでも治療内容が異なることも。「最初にかかる病院や、次に紹介される病院によって、患者の運命が大きく変わる」(米田さん)現状がある。

■世代特有の悩み
学業の遅れへの懸念、就職など将来への不安、友人関係…。思春期や青年期の患者は世代特有の悩みを抱えているが、それに対応できる療養環境も整備されていない。「AYA世代は、小さい子供たちの間では浮いてしまうし、高齢者ばかりの中では話が合わない。カーテンを引いてベッドにこもる患者は少なくない」と米田さんは指摘する。
そんな状況を改善しようと、同センターは平成22年4月、中学生やAYA世代を対象にした「青少年ルーム」を開設。1500冊の漫画や200巻のDVD、大型テレビ、パソコン、卓球台、キッチン、ソファなどを備えた。
「AYA世代のための部屋の設置は、欧米では当たり前。独特の世代だからこそ、必要な空間と認識されている」と、同センターの後藤真千子さん。家庭にいるような空間を目指した青少年ルームには、車いすや点滴をつけたままの若者たちが訪れ、思い思いの時間を過ごしていく。
後藤さんは「ストレス発散や気分転換になり、病気に立ち向かうエネルギーを獲得しているように思える」と話し、昨年度は延べ約千人が利用したという。

■放置できない問題
AYA世代のがんに目を向ける新しい動きも生まれている。
大阪では昨年3月、府がん診療連携協議会に「AYA部会」が設置され、専門家らが診療状況や治療実績、合併症などの解明や、患者サポートの充実に取り組み始めた。「放置できない問題」(米田さん)との認識も少しずつ広がり、今回の研究会のメーンテーマにつながったという。
当日は学術発表以外に午後1時半から、一般の人も参加できる米国の専門家による講演や、医師、看護師、元患者らさまざまな立場の人によるシンポジウムが行われる。

思春期と若年成人「AYA世代」のがん、課題山積 解決に向け、10日に大阪で研究会+(1/2ページ) - MSN産経ニュース

核実験の一覧 - Wikipedia